クロス取引 で 必要になる手数料etc の 計算方法
SMBCは特殊な手数料体系になっていて、購入の際にも信用取引を使うことで、より安く、 クロス取引 ができる仕組みになっています。
①購入に必要となる手数料など
SMBC日興証券は、「ダイレクトコース」なら、信用取引の場合、約定代金・建玉残高にかかわらず、信用買いの信用金利は必要となりますが、取引手数料が無料です。(その他の金利、貸株料等も、無料の対象外)。
信用買いの場合の必要経費
信用買いした場合の、信用金利の利率は、
- 制度信用 :年利 2.50%
- 一般信用 :年利 3.00%
この金利は、信用買いしたその日のうちに現引した場合でも、1日分の信用金利は必要になります。
私が12月に購入した マクドナルドの場合(5,110円 で 100株購入 = 511,000円)に、1日分の信用金利(一般信用)で、5,110円 × 100株 × 3.00% × 1日 × 1/365日(0.0027397) = 41円 の経費となっています。
現物で購入した場合
現物で購入した場合は、880円(50万円以上100万円未満)です。
なので、信用買い→現引した方がお得です。
なので、購入についても、現物ではなく、信用で購入した後で、現引をした方がお得です(信用買いだけでは、株主優待がもらえないので注意)。
②信用売りで必要になる手数料
証券会社から借りた株券にかかるレンタル料として、信用取引の種類により、次の金額がかかります。
信用取引の種類 | レンタル料 |
制度信用 | 1.15% |
一般信用 | 1.40% |

今回のマクドナルドの場合、5,110円 × 100株 = 511,000円に、12月10日にクロスしたので、22日分のレンタル料が必要になりました。5,110円 × 100株 × 1.40% × 22日 × 1/365日(0.0027397) = 431円
③その他の費用
事務管理費
楽天証券やSBI証券では必要な事務管理費がSMBC日興証券では無料です。
逆日歩
制度信用で売建をすると、人気のある銘柄については、証券会社が株を用意するために、逆日歩という費用が発生することがあります。この費用は、制度信用で売建をする人が払うことになりますが、いったいいくらかかるのか事前には分かりません。株主優待の価値以上に支払うこともあり得るので、一般信用で売建しておいた方が無難です。
クロス取引 の 逆日歩・賃借料 確認方法 ~ SMBC日興証券 ~
さて、以上を踏まえて、SMBC日興証券で、クロス取引をした後、優待を取るためにいくらかかったのか、費用を確認する方法を紹介します。
①トップページから 電子交付履歴 をクリック。

信用金利(購入のために必要な費用)の確認方法
②購入した日(現引した日)の取引報告書の右隣にあるPDFのアイコンをクリック。

金利に記載されているのが購入に必要となった手数料(41円)です。

貸株料・逆日歩(信用売りに必要な費用)の確認方法
③権利落ち日(現渡した日)の取引報告書 右のファイルをクリック

金利に記載されているのが貸株料や逆日歩の手数料(431円)となります。

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